B.G.R~Bottom Gear Resistance~

鷹を見上げた家鴨が想う、毒々しい雑記帖。

隣の芝と自分の芝

 お隣さんの芝の色がそんなに気になるわけじゃない。どちらかというとお隣さんはお隣さん、自分家は自分家の考え方。ただ、現状が自分が思い描くものと程遠かったり、日常的に閉塞感が付き纏ったりすると、何かしらの刺激を入れたくなる。

 

 “刺激を求めるということは、それだけ今が平和そのものであること”という理論がわからないわけじゃない。家庭があって、仕事があって、仕事上の様々な問題が散在するのはどの業界も職種も同じ。国内外を思えば今夜食べるものすらなかったり、いつミサイルや銃弾が飛んでくるかもわからず、清潔な水の確保も困難で我が子が5歳まで生きられるかどうかもわからない地域もある。そんな思いをすれば、日本に生まれ育ち、人として文明的な生活ができていることがどんなに幸せなことか。そう言われてしまえば元も子もないんだけど。

 具体的に何らかの危機に瀕していたり、生活が困窮しているわけじゃない。それでもある一定のストレスから逃れられないのはなぜだろう。時折現実逃避したくなるこの閉塞感は何だろうと思う。

 「現代病」の一言で片づけてしまうには、あまりにも大きく、広大で、常駐的にあるこのストレスという病原体を、どうにかして体外に出したい。という動機で始めたブログ。誰の目に留まるかもしれないし、何年経っても開設当時のままかもしれない。目に留まったところでどうということじゃないが、自分の感覚と世間の感覚や間隔がズレていないかどうかは、知っても損じゃないような気がする。

 

 ただの「日記」でしかないのか、「エッセイ」になってしまうのか。そこはあまり意識してない、というか自分でも違いが判らないので、ただただ単純に毒を吐くだけの構成になります。